はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

大雨への備え、おうちの準備

#梅雨 #夏至 #夏 #大雨
夏至を過ぎて、梅雨が本気を出して、夏が近づいて。
天候に左右される日々が続きますね。
みなさま、体調はいかがでしょうか?
1号は連日頭痛薬のお世話になっています。
同じ体質の方も、そうでない方も、ともに生き延びましょう。


さて、この時期、心配なのは大雨による被害ですね。
特にどうぶつと暮らしているみなさんは、小さなご家族の安全を守るため、備えておいたほうがいいことがありますよ。


1. スペース確保
大雨の日は、室内で過ごすことが重要です。
ふだん、外で過ごしたがるわんちゃんも ねこさんも、室内で過ごせるようにしてあげましょう。
室内で過ごす、というのは、ただ 部屋の中に入れることではありません。
適切なサイズのケージやお部屋、サークルなどを用意し、自由に過ごせるスペースを確保してあげましょう。
移動用のキャリーなど、狭いところに入れっぱなしにするのは、スペース確保とはいえません。
この時期だけの期間限定、でもかまいませんから、専用のスペースを用意してあげてくださいね。
そうそう、快適に過ごせるよう 毛布やベッドも 用意しておいてくださいね。


2. 備蓄
備蓄もとても大切ですね。
食料や水、必要なお薬などを事前に確保しておき、数日家から出られなくても 安心して快適に過ごせるようにしましょう。
特に、処方食を食べている子や、持病で薬が切らせない子は、必ず確保を。
大雨のせいで、物流が混乱すると、まず間違いなく どうぶつたちの食べ物や薬は遅れます。
人間と同じ薬を使っている子は まだいいのですが、どうぶつ専用の薬を飲んでいる子は こうなると詰んでしまいますから、必ず確保を。
心臓の病気の子など、どうぶつ専用のお薬を飲んでいる子は多いですからね。


3. 音や光の対策
大雨のときの 雷や突風。
これらの音や光は、どうぶつたちにとっては 恐怖や不安の原因になることが。
あらかじめ、室内に、落ち着ける安全な場所を確保しておき、逃げ込めるようにしてあげるのも良いですし、
必要に応じて 音や光を和らげてあげるのもおすすめです。
例えば、遮音のできる場所を用意したり。
カーテンやブラインドで 光を遮ったり。
雷が鳴ってるな、とか、風の音がすごいな、と理解できるわたしたちでも、やっぱりちょっとはびっくりしますし 不快ですよね。
わからないどうぶつたちは、さらに不快に感じます。
ですから、事前に対策をしてあげましょう。


このように、室内で快適に過ごせるよう、適切なスペース確保や必要な物資の備蓄、不快な音や光への対策を実践することで、どうぶつたちのストレスを軽減し、安心して過ごせる環境を整えておきましょう。
共に大雨を乗り切りましょうね!
あなたのご来院、お待ちしています。