はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

サプリメントーーーーーク

天候の安定しない日々が続いています。
低気圧で頭痛を起こすことのある 1号。
ときどき、頭痛薬のお世話になる日々を過ごしていますよ。


1号のような体質の人で、ビタミンBが効くという人がいるのだそうです。
ビタミンBを多く含む食材は、赤身魚にささ身、ヒレ肉など。
他に、バナナやパプリカ、さつまいもなどにも多く含まれているのだそう。
バナナはともかく、他の食材は、調理にかかる手間や子どものリアクションなんかを考えると、なかなかたくさん使うのは難しいものもありますね。


そんなわけで、マルチビタミンのサプリを飲み始めた1号。
よく飲み忘れるので、効いているやらいないやら、よくわかりませんが…
効いてる!と思うとなんとなくマシな気がするので、しばらく続けようかなと思っています。


こんなふうに、効いているやらいないやら… と なりがちなサプリメント
でも、モノによっては、お薬並みに効果が感じられることもあります。
ここで、〇〇というブランドがいい!とか、xxという商品がすごく良くて今なら3個買うと1個ついてくるとか言い出すと いきなり怪しくなりますが、
1号は怪しいサプリメントをお勧めしたいのではなく、サプリメントの成分の話をしたいのです。


サプリメントは、もともと 食事やふだんの生活で不足してしまう栄養素を 補う目的で作られました。
喫煙をする方は ビタミンCが不足しやすいとか、筋トレで大きな筋肉を作りたい方は タンパク質が多めに必要だとか。
生活習慣、運動習慣、さまざまな要因が絡み合うため、必要な栄養素は 個々で違います。
何が必要か?を見極め、必要なものを まずは食事で補うことを目指すわけですが、毎日バナナを3本も4本も食べるというのも 少々しんどい話。
それだけで満腹になってしまい、ほかの栄養素を取るのにも影響が出てしまいそうです。
そんなとき、サプリメントを加えることで、お腹いっぱいになりすぎて 他の栄養素の摂取に影響してしまうことなく、必要量を補える!というのが 本来のサプリメントの使い方なのです。


関節や腰を傷めている子は、痛み止めを飲み続けることの副作用と 抑えたい痛みの度合いを比べると、同じくらいか もしかすると副作用のリスクのほうが高いかも… と感じることがあります。
血栓の出来やすい子は、血液をサラサラにするお薬もありますが、飲み続けると 血が止まりにくかったり、費用もかなりかかってしまったり。
脳梗塞などの予防として考えると、続けるにはかなりしんどい場合も多いのですね。


当院では、こうした場合、サプリをお勧めすることがあります。
栄養を取る必要があるのは、どうぶつたちも私たち人間も変わらず、必要量が違うだけ。
摂取した栄養素のはたらきで、体のコンディションが良くなるのも同じです。
もちろん、サプリを痛み止めやお薬と併用しても 問題ありませんのでね。


どうぶつ用に作られたものは、摂りやすい工夫がしてあるものが多く、たとえば 体格の小さいどうぶつたちのために 1粒に含まれる栄養素を人間用よりも少なく作ってあったり。
美味しい味や風味をつけて よろこんで食べられるように作ってあるものもあります。
でも、正直 人間用よりも高かったり、動物病院へ行かないと 手に入れられなかったり。
手に入らないから 続けられない、となるくらいなら、人間用のものを細かくカットするなどしてでも 続けたほうが体にはいいんです。


こういう症状を抑えたり、予防したりするには、何をどれくらい飲ませたら?という方、ぜひ ご相談ください。
いっしょに 考えていきましょう。
もしかすると お薬でいったん状態を持ち上げたほうがいいかもしれません。
サプリメントで足すよりも、フードを変更したほうが効率的かもしれません。
ベストなチョイスを 見つけるために、お気軽に ご相談くださいね。


あなたのご来院、お待ちしています。