はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

盗み食いにご用心

#食材 #じゃがいも #冬休み

早くも子どもたちが冬休みに入った!というご家庭も 多いのではないでしょうか。
1号家も 漏れなくしっちゃかめっちゃかになっていますよ。
床の上にはおもちゃやら服やらが散らばり、大掃除?知らない名だね…となっていますし、
夏 大活躍したそうめんが、冬は にゅうめんとして 引き続きスタメン登板しています。
今を生きるみなさん、ともに頑張っていきましょうね。


そんな 人類愛すら感じる 今日このごろ。
年末年始になると、お餅が喉に詰まる事故が増えるので、警鐘を鳴らすお医者さんが多くおられます。
小さく切るとか、ふやかすとか、いろいろな対策がありますが、
子どもの場合、これに加えて、いちごやミニトマト、意外なところでは みかんや唐揚げなども 詰まるリスクがあるそうです。
とくに、好きなものを口の中に入れていつまでも飲み込まないタイプのお子さん。
恥ずかしながら 1号家の長女もそうで、よく注意しているのですが、何度言ってもやるんですよね。


そして、動物も、実は詰まらせやすい食材があります。
それが、じゃがいも。
この時期は特に、フライやコロッケにしたり、シチューやポトフに入れたり、ポテトサラダにしたりと、さまざまな形で 食卓に登場しますよね。
さっとつまめて 与えやすいですし、どうぶつに人間のごはんを分けてあげる派の方から、あげてます!とお聞きするケースも多いです。
こういった経験をしている子の場合、じゃがいも=美味しい!の法則が成立していることも多いんですね。
食べさせてあげる場合、大きさなど気を使っていますし、そばで見ていますから、万一 喉に詰まっても、すぐに対応ができますが、
調理中、目を離したすきに盗み食いをされてしまった!という場合、気がついたら喉に詰まって倒れている、という可能性があります。
また、盗み食いに気がついて思わず大声を出してしまい、その大声にびっくりして詰まらせる、という場合も。
息ができなくなると、命に関わりますから、そうならないように 気をつけなくてはいけませんね。


調理中や、下ごしらえをしただけのじゃがいもは、匂いもあまりしないので、ついつい 見逃しがちです。
でも、美味しい記憶を持ったどうぶつにとっては、盗み食いしてでも 食べたい食材。
調理中は電子レンジや冷蔵庫に入れてドアを閉めておくなど、対策をお願いします。
年末年始、悲しい事態を避けるために。