はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

雨の日散歩の注意点

いきなりの雨、雨、雨ですね。
関東は6/8に梅雨入りしたようで、平年よりも遅いとはいえ、あー梅雨…と憂鬱な気持ちです。


梅雨時は、ワンちゃんのお散歩もためらわれますよね。
毛が濡れて 皮膚の調子が悪くなってしまったり、冷えて具合が悪くならないか心配になったり。
他にも、雨の日のお散歩は、気温や路面の状態が普段とは変わるため、注意が必要なんです。


まず、雨が降っていると、路面が滑りやすくなるため、転倒やケガのリスクが高まります。
特に高齢の子や、腰や関節の弱い子は 注意が必要です。
工事中で鉄板のあるところなどの 滑りやすい場所や、急な坂道、交通量の多い道路などは避け、安全なルートを選びましょう。
滑るのに備えて、リードを短く持つことも大切ですよ。


次に、雨の日のお散歩では、体温調節にも注意が必要です。
気温が低くなることがありますので、体が冷えないように保護する必要があるんですね。
特に、イタグレちゃんやミニピンさんのような、毛が短くてスリムな犬種は、一瞬で冷えてしまいます。
適切なサイズのレインコートや防水の服を着せてあげることで、風邪や体調不良のリスクを軽減することができますよ。
また、お散歩後は体をしっかりと拭いて乾かし、濡れたままでいないように気をつけてくださいね。


さらに、雨の日のお散歩は、周囲の環境にも注意が必要です。
雨の日は車のスピードが出やすくなるため、交通事故のリスクが高いんです。
特に、視界の悪い時間帯や路面の滑りやすい場所では、車に注意を払いましょう。
傘に隠れてしまいやすいどうぶつたちは、わたしたち人間よりも どうしても 見えにくくなりますから。
車だって、ぶつかりたくてぶつかってくるわけではありませんが、普段は止まれるスピードでも、雨の日には止まれないこともあります。
痛い思いをするのは どうぶつたちですから、注意を払うに越したことはありませんね。


そうそう、車だけでなく、水たまりや溝にも 注意をしてください。
水たまりや溝に入ってしまうと、感染症や皮膚トラブルの原因となることがありますから。
特に、排水溝や下水のある場所は汚れや菌が繁殖しやすく、感染のリスクが高いんです。
どうぶつがこれらの場所に触れないよう、リードをしっかりと握り、注意深く歩くようにしましょう。


雨の日のお散歩は、特別な時間でもあります。
普段とは違う、雨の匂いや風に触れながらのお散歩は、晴れた日とは違った魅力がありますから。
どうぶつたちも、新たな刺激を受けながら、自然の中で心地よい時間を過ごすことができますよ。


1号は、この時期だけ撮れる しっとりした写真が大好物です。

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カメラとリードを握りしめて お散歩に行くのも悪くないですよ。
あなたのご来院、お待ちしています!