はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

秋の体調不良② お腹の症状 編

#芋 #お腹 #秋 #安納芋
おいもの進む季節です。
秋はなんといっても さつまいもが最高ですね。
1号家の長女、トイレトレーニングの時期に さつまいもにどハマりしていまして。
娘には安納芋くらい甘い夫が 箱買いして毎日複数本食べさせていたところ、保育園から注意喚起をいただいた記憶が蘇ります。


この時期、明らかに増えるのが、こうしたお腹の症状です。
季節の変わり目とか、冷え込み始める時期、どうぶつたちは、熱や咳、くしゃみといった症状ももちろんありますが、それ以上に多いのが お腹の症状なんですね。


お腹の症状。
中でも、下痢が増える印象があります。
詳しい検査をすると、らせん菌といって、ネジのようにグルグル回る動きをしている菌が見つかる子がとても多いんですね。
このタイプの菌は、けっこうしつこくて、下痢が長く続いてしまうことが多い一方で、よく効く抗生物質があります。
お年の子は特に、下痢が続いて 栄養が取れないと、てきめんに弱ってしまいますから。
ぜひ、早めに動物病院を受診してください。


うんちは、健康のバロメーター、なんて言いますね。
口から取り込んだ食べ物が、身体の中を通って出てくるんですから、身体の中の状況を反映しているんです。
見た目や臭いなど、いろいろなポイントがあり、見つけられる異常も多いですから。
お腹の症状で 動物病院を受診されるときは、ぜひ うんちもお持ちください。
そのときは、ペットシーツのような 吸い込んでしまう素材よりも、フィルムケース(今すぐにイメージのできる方はどれくらいいるのでしょう…)やジップロック、ビニール袋など、吸い込まない材質のものに入れてきていただけると 検査がしやすいです。
綺麗に洗って乾かしてあれば、スーパーなどの食品トレイもおすすめですよ。


ご来院いただくと、より 詳しい検査ができたり、効き目の早い注射なども使えます。
ですので、できる限り お連れいただくのがお勧めではあるのですが。
コロナ対策や その子自身が病院が苦手すぎるなど、お連れいただくことがどうしても難しい場合、当院かかりつけの子で、前回のご来院からそれほど期間の開いていない子に限り、うんちだけの検査でも お薬をお出しできる場合があります。
まずは ご相談くださいね。


お腹の症状は、秋の典型的な症状です。
とはいえ、我慢しても 体力が奪われるだけで、いいことは何もありませんから。
お気軽に ご来院ください。
あなたのご来院、お待ちしています。