我慢のGW（1年ぶり2度目）が明けました。
1号は、スカッと晴れた気持ちの良い日に、布団や冬物のアウターを干したり ベランダの模様替えをしたり。
お取り寄せした苗をプランターに植え付け、
ベランダや水槽の模様替えをし・・
どうせステイホームなら、全力で満喫！！と気合を入れて挑んだ甲斐があり、楽しく過ごすことができましたよ。
・・元々は、次女の七五三の撮影をするはずだったのですが、1号母は病院勤務。
臨床検査技師として、コロナ最前線で戦っているので、今集まるのは無しだよね、と延期することにしたのです。
ワクチンがきちんと行き渡れば、大手を振って撮影できますしね。
次女は小柄ちゃんなので、却ってちょうどいいはず。
なんて、自分に言い聞かせていたGWでしたが。
今年は、お腹の不調を訴えて来られる方が多くいらっしゃいました。
症状としては、吐いたり下したり。
そこまでは至らなくても、ケッケッと気持ち悪そうに咳をしたり、うんちが柔らかくなったり、ドロッとしたゼリー状のものがうんちについていたり。
そんな子が多かったGWでした。
よくお話を伺うと、お心当たりとして、
・最近、ご飯を変えた。
・いつものお散歩コースがGWで混んでいるので、混んでいないドッグランまで足を伸ばした。
・時間があるので、長めにお散歩をした。
なんてことを挙げられる方が多くいらっしゃいました。
つまり、ざっくりまとめると、普段とちょっと違うことをしたり、違うものを食べると、こういった症状が出てくることが多いのですね。
当院のある 東京は、都内はもちろん 都下に至るまで、現在 緊急事態宣言発出中。
ですので、受診の目安が気になる・・家で何とか・・という方も多くおられると思います。
お腹の調子が悪そうだけど、受診しないとだめでしょうか？家で看れませんか？ こういったご相談をいただくと、獣医師歴●●年（にいつの間にかなってしまっていた！）1号がまずお伺いするのは、いつもと違う感じがしますか？ということ。
普段、お腹の調子を崩した時と比べて、何か変。何か具合が悪そう。
こんな時は絶対に受診をしてください。
一番その子の普段を知っている飼い主様から見て、いつもと違う場合は、絶対に受診を。
それから、吐き気が強くて 飲んだり食べたりした量以上に吐いてしまう場合と、何か飲み込んだ可能性がある場合も、必ず受診をしてください。
吐いてしまう場合、1号は回数よりも量を気にした方がいいかなと考えています。
わんちゃんもねこさんも、体の構造上、割と簡単に吐きますので、一度や二度ゲエッとやったくらいではそれほど、、と。
それよりも、明らかに吐いている量が多い場合の方が、脱水を起こしやすいので危険なことが多いかなと思います。
うーんいつもとそんなに変わらないかな・・という感じで、吐き気があまり強くなければ、少し様子を見ても大丈夫。
様子を見ることに決めた場合、まずは 水とフードを片付けましょう。
わんちゃんも ねこさんも、吐き気のあるときに水分や食事を取らせると、却ってそれが呼び水となって 盛大に吐いてしまうことが多いからです。
そして、3−4時間くらい様子を見ても オエッとえづくことがなければ、少量のお水を摂らせます。
お水を摂ったら、また数時間様子を見てください。
それでも吐かなければ、今度はお水に少しだけ砂糖と塩を入れます。
具体的には、砂糖2つまみと塩1つまみ。
ごく少量で大丈夫です。
これも飲ませて、問題なければ、今度は味付けなしで人間のお粥を。
重湯から だんだんお米にして、大丈夫ならいつものご飯を混ぜていき、最終的に いつものご飯に戻せれば、それでおしまいです。
ねこさんなど、いつものご飯でないと食べてくれない子は、お粥は省略し、与える量を2、3粒からだんだん増やして 様子を見てください。
とはいえ、様子を見ながら 急変したり悪化していくようなら、早めに受診をしてくださいね。
それから、何かおかしい？いつもと違う気がする？？と思われた方は、絶対に受診を！
動物病院の受診は、必要・至急です。
あなたのご来院、お待ちしております。
