#桜 #花見 #ネズミ #オモチャ
桜も良いけど、チューリップも素敵。
この時期は写真撮影が捗ります。
青空と桜、一面の青とピンク、も最高ですが、チューリップのカラフルさもいいんですよね。
赤白黄色、じゃ足りないくらいのたくさんの色があるのも魅力です。
そんなカラフルなものに惹かれるのは、1号だけではないようで。
実は、ねこさんもカラフルなものに興味を持つことが多いんですよ。
最近は、ねこさんたちのそんな本能をくすぐるような、カラフルなオモチャが増えています。
とはいえ、ねこさん用オモチャと謳われていても、何でもかんでも与えてしまうのは危険です。
ねこさんはわんちゃんよりもオモチャの誤食が少ない…と思われがちなのですが、オモチャによっては ふつうに誤食してしまうからです。
安全なオモチャを選ぶ時、何よりも大事なのは サイズです。
ねこさんが飲み込めないサイズのオモチャを選びましょう。
口でくわえることができてもいいですが、口の中に収まってしまうと、飲み込んでしまう可能性があります。
そして、素材や形も大事。
つるっとした素材、形だと、例えば怒られてびっくりした拍子などに つるっと飲み込んでしまう可能性があります。
さらに、小さなパーツのついたオモチャも、パーツだけかじり取って飲み込んでしまう場合があり危険です。
よくあるのは、鈴のついたネズミの形のオモチャでしょうか。
サイズによっては、ネズミごと飲み込んでしまう場合もありますし、鈴だけ齧りとって飲み込んでしまうこともあるんですよ。
飲み込めてしまうサイズのネズミ＋パーツ、というのはかなり危険ですから、あげないようにしましょうね。
安全なオモチャを選んだら、次は遊び方です。
管理の仕方…という方が 正確でしょうか。
ねこさんが遊んでいない時、オモチャは出しっぱなしになっていませんか？
あるいは、ねこさんがオモチャを出せてしまうしまい方をしていませんか？
出しっぱなしはもちろん、例えば 箱に入れて高いところに置いてあっても、ねこさんが箱を落とした拍子にふたが開き、中からオモチャが飛び出てしまう…なんてことも あるかもしれませんね。
ねこさんがオモチャで一人遊びをし、そのまま飲み込んでしまう可能性がありますから、引き出しなど ねこさんが自力で出せないところにしまいましょう。
それから、オモチャの状態チェックも大切です。
壊れかかったり、破れかかったりしたオモチャは、一部を飲み込んでしまう可能性もありますから。
当院では、内視鏡での取り出し手術も行っていますが、飲み込んだオモチャの形や状態によっては 内視鏡で取り出せず、結局お腹を開けることもあります。
せっかくオモチャで猫さんと楽しく遊ぼうと思ったのに、お腹を開けることになっては 本末転倒ですから、オモチャ選びは ぜひ慎重に。
どんなオモチャを飲み込んだかが あらかじめ分かれば、吐かせられるか、内視鏡か、それとも手術かある程度判断できますので、
ねこさんにオモチャを与える前に 写真を撮っておくのもおすすめです。
もし、オモチャを飲み込んだかな？と思ったら、ことは一刻を争います。
朝まで様子を見よう…とか、出てくるかも…とためらっているうちに、お腹の中で詰まったり、腸に巻き付いてしまえば、死んでしまうこともあります。
勘違いでも構いませんから、すぐに動物病院に連絡をしてくださいね。
あなたのご来院、お待ちしております。
とはいえ、桜も捨てがたいですよね！
