はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

ブロッコリーを食べさせてもいいですか?

# ブロッコリー #ミモザサラダ #ダイエット
まん防が明け、確実に感染者が増加してしまっている 今の状況。
第六波の再燃?
第七波?
いずれにしても、CoVID-19は感染症として 新しい局面を迎えているといえますね。
もうかかった方も、そうでない方も。
引き続き、全力で逃げていきましょう。


さて、
これほど大規模な感染症の世界的な大流行。
さまざまな方面に影響が出ています。
年末、当院からも 牛乳を飲んでください!とお願いしたことがあったと思います。
現在は、ブロッコリーをはじめとした 春野菜が余ってしまっている状況のよう。
1号も、微力ながら ブロッコリーやアスパラを買っては茹で、茹でては買っています。
塩茹でにして、マヨネーズをつければ永遠に食べられますし、
あらかじめ茹でておいたものを スーパーで買ったポテトサラダに混ぜ、ゆで卵を細かく散らして ミモザサラダとして盛る、なんていうのも春らしくて素敵です。


そんな話をしていると、先生、ブロッコリーをどうぶつに食べさせてもいいの?と 聞かれることが。
筋トレを頑張るみなさんが食べているイメージもあってか、ちょっとダイエットを、と考えたときに、自然とブロッコリーを思い浮かべる方が多いからかもしれませんね。
比較的扱いやすく、ふだんから家に常備してあることの多い野菜ということも 理由としてあるかもしれません。


結論からいうと、健康な子は基本的にOK。
ただし、尿結石や膀胱炎など、おしっこトラブルを起こしたことのある子は、一度動物病院でご相談ください。
トラブルの原因によっては、食べたらだめ、あるいは、量の制限がある場合がありますのでね。


ドライフードもそうですが、どうぶつの場合、いままで食べたことのない食べものは、嫌がる子も多いです。
尿結石や腎不全、アレルギーなどで、獣医学的にどうしてもすぐに変えないといけない、という場合を除いて、ある日突然100%食事を変える、というのは、
その子のストレス面でよろしくありません。
また、ときどき 茹で野菜だけで食事を置き換えようとする方もいるのですが、少なくとも 犬、猫では 栄養バランスが悪いため 病気になります。
体質や蓄えにもよるので、一概には言えませんが、ダイエット効果があらわれるより先に 病気になってしまうこともあるんですよ。


まん防も明け、いい気候になってきて、さあダイエット!と張り切っている方も多いかもしれません。
健康な子は、トッピング、味変としてブロッコリーを足し、その分 カリカリは減らす…というやり方でお願いします。
そして、おしっこ関連の病気をやったことのある子は、必ず 事前に相談を。
原因によっては、再発や悪化をさせてしまい、手術になってしまうこともありますのでね。


4月から 新体制となっている、当院。
久しぶりの休診日に、まだ慣れずにいるの、内緒ですよ。
当院は、水曜日の午後と木曜日が休診日です。
10年以上ぶりに復活しておりますので、ご来院の際はご注意くださいね。

あなたのご来院、お待ちしております。