はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

夏の終わり、夏バテの季節

なぁーツゥのぉ ほぉはぁヒィー・・・・
つい歌ってしまう 今日この頃。
夏休みの宿題が終わらない小学生を 叱咤、激励、また叱咤。
絵心ない芸人こと 1号の血を受け継いでしまっていて、関節がおかしな方向に曲がってるというか 関節の存在に気づいていない1年生、
励ますのも 一筋縄ではいきませんね。


さて、そんなこんなで 家からほとんど出られない夏ではありますが、
それでも 季節は確実に進んでいて。
朝晩は、暑いというより 気持ちの良い気温になってきました。
そうなってくると、なぜか増えてくるのが 夏バテのご相談です。


動物たちも、季節の変わり目や、気温の上がり始め、下り始めには、夏バテになります。
猫さんは 吐き気、ワンちゃんは 下痢や軟便といった症状で出ることが多いのですが、他の症状として出てくる時も。
皮膚病として出てくる時もあるんです。
原因は 気温や気圧の乱高下、あるいは 高温によるストレス。
これは、専門的には、「暑熱ストレス」といい、牛や豚などの家畜では 大きな問題になることもあるんですよ。
ストレスがきっかけで、免疫が乱れ、お腹の中の 善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れれば 下痢や軟便、吐き気が出たり。
皮膚の常在菌のバランスが崩れれば、皮膚病として症状が出たりします。


こういった症状は、様子をみていれば治ることもありますが、早めに抗生物質を飲ませてあげれば さっと症状が落ちつきます。
拗らせてからでは、強い抗生物質を使わなければ 症状が落ち着かなかったりもしますから、ぜひ 早めに受診を。
強い抗生物質を使うと、耐性菌といって 厄介な菌ができてしまったり、長く飲まなければならなかったり、胃薬や肝臓など 他の薬とも併用しなければならなかったりと 何かと大変ですからね。


真夏の一番暑い時より、今のように 少し気温が下がり始めた頃に症状が出ることが多いのが 夏バテです。
いつもと違うな?と思ったら、ぜひ 早めにご来院を。
当院は、密を避け、感染症対策に注力しながら 診察をしていますよ。
あなたのご来院、お待ちしております。