はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

花粉症シーズンの始まりです

2月になりました。
栃木県を除き、緊急事態宣言の延長も 決まってしまいましたね。
あと少し、もう少し…苦しい日々が続きますが、いっしょに乗り越えていきましょう。

 

 先日、当院ブログでも取り上げた #猫バンバン。

kurimotoah.hatenablog.com
現在、Twitter で #猫バンバンプロジェクト が行われているのを ご存知ですか。

日産:#猫バンバンプロジェクト 猫も人も安心して過ごせる社会のために。

26日まで応募することができ、当選した方には 素敵なステッカーがもらえるのだそうですよ。
かわいいステッカーなので、ぜひ 応募してみてください。
当選した方は、ぜひ 見せてくださいね。

 

さて、そんな 2月。
早い方は、もう 感じておられるのではないでしょうか。
そう…
KA・FU・N
です。

 

1号の周りでも、徐々に 目が痒く、微熱があり、鼻が詰まってムズムズして、くしゃみが止まらない…という人が増えてきています。
でも、みんな「認めたら終わりだから。これは花粉症じゃないから」と言い張って、頑なに認めません。
かく言う1号も、だいぶ目や鼻が怪しい感じに…
いえ、これはまだ花粉症じゃありませんので!感じてはいますけど!!

 

さて、そんな 花粉症。
犬や猫では、人間のような目、鼻よりも、皮膚に症状が出やすいことがわかっています。
中でも、個人的な印象では、猫さんは鼻周りと耳の外側。
わんちゃんは鼻周りと腋に症状が出やすいように思います。

 

典型的な症状は、鼻の頭の毛の生えていないあたりが、赤っぽくなってくること。
わんちゃんが食事や環境が気に入らない時に、鼻の頭で地面を擦り上げるようにする、いわゆる「コス」をしますね。
あの時に擦れるあたりが、赤くなってきます。
毛色の白い子でないと、あまり目立ちませんが。

それから、腋も同じように、赤みを帯びてきます。
真正面に立った時に、腕の付け根につむじがあるのが見えますね。
あのあたりが赤くなってくるんです。

 

猫さんの場合は、腋よりも耳。
ピンと立ったあの三角形の頂点のあたりから、かさぶたがたくさんでき、ボコボコとした手触りに変わります。
ノミがついているときに こういった症状がよく出ますが、花粉の季節、ノミがいなくても 耳の表面がボコボコしてくる子は多いですね。

 

こうした症状で受診していただくと、飲み薬や塗り薬を処方しますが、実は シャンプーがとても大切です。
お薬よりも重要なのではないか?とすら。
私たち人間も、目や鼻を取り外してじゃぶじゃぶゴシゴシと洗いたい!という衝動に駆られることがありますよね。
その気持ちに寄り添う、洗眼液や鼻うがいの薬も多く出ており、実際にも、洗い流すことで、症状が少し収まることも多いです。
どうぶつたちのように、皮膚に症状が出る場合も同じで、洗い流すことで症状が改善することは多いのですね。

 

症状がひどく、ハゲてきてしまったとか、血が出るくらいに掻いてしまった場合は やはり一度は飲み薬で症状を抑えていただくほうがいいんです。
辛い時間も短くて済みますから。
でも、そこまでじゃないけど、なんだか最近よく身体を掻いてるな…と 気になったときは、ぜひ一度 シャンプーをしてあげてください。


特に、長毛の子は、アレルゲンを毛が絡めてしまうことも。
そんなときは、トリミングに出し、ショートカットにしていただくのもおすすめです。

当院では、お年寄りや持病のある 当院でワクチンを継続していただいている子に限って、トリミングをお受けしています。
毎回、獣医師が健康チェックを行いますので、安心して受けていただけますよ。
まだまだ若い!元気!という子は、一般のサロンでのトリミング、シャンプーでも大丈夫です。


なんだか、鼻周りが赤いかも…
正面から見たとき、どうも腋が赤い気がする。
耳の手触りが悪くなった。
そんな方は、一度 ご相談ください。
緊急事態宣言中でも、動物病院の受診は 必要至急。
あなたのご来院、お待ちしています。