はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

レプトスピラワクチンの必要性と注意点の話

 

三段紅葉が綺麗な時期です。
アウトドア納め!と、遊びの計画を立てている皆様も、やっぱおうち最高!のみなさまも。
楽しんでいきましょう。


そんなアウトドア派の皆さんには、ぜひ読んでいただきたいのが、今日の記事です。
特に、海派よりも山・川派のみなさん。
必見ですよ。

 

**レプトスピラワクチンの重要性**

レプトスピラ症という病気があります。
レプトスピラ菌によって引き起こされる感染症で、腎臓や肝臓に大きなダメージを与え、わんちゃんの健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
野生のネズミがこの菌を持っていることが多く、ネズミの尿が流れ込んでいる可能性の高い山の中の水を飲む可能性がある子…つまり、野外で活動するアウトドア派のわんちゃんには、感染リスクが高いとされているんです。

 

**ワクチンのタイミングと注意点**

法律で定められている狂犬病ワクチンと違って、混合ワクチン接種は、わんちゃんの年齢やライフスタイルに合わせて行う必要があります。
レプトスピラワクチンは、大型犬やアウトドア派のわんちゃんでは、感染リスクが高いため、ワクチン接種が必須と言えるでしょう。
一方で、小型犬やインドア派のわんちゃんについては、副作用のリスクを考慮して判断する必要がありますね。

というのも、レプトスピラワクチンには、副作用のリスクが他のものよりも高いことが知られているから。
具体的には、発熱や顔の腫れ、過敏症などが起こる可能性があります。
したがって、小型犬やインドア派のわんちゃんについては、獣医師と相談しながらワクチン接種の判断を行うことが大切ですよ。


当院では、できるだけ午前中か、午後の早い時間でのワクチン接種をお勧めしています。
万が一副作用が出ても、ワクチンを打った病院で対応できますから、スムーズ ですのでね。
夕方や夜にワクチン接種すると、何か起きた場合に 夜間救急の病院などで対応することになるので、高くついてしまうかも…
保険があるから大丈夫!という方もおられますが、お金の面だけではなくて、夜間救急の病院では その子の普段の状況がよくわからないので、どうしてもベストなケアができない可能性があります。
もちろん、その時点でのベストは尽くすわけですが。
ですから、可能ならば 何か起きても対応の取れる、午前中か 午後早い時間をお勧めしますよ。


打とうか?やめとこうか?のご相談も お気軽に。
あなたのご来院、お待ちしています!