はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

#猫バンバン、やってますか

緊急事態宣言が出ましたね。

当院では、当面、従来と変わらない診療体制でまいります。


動物病院の受診は、必要至急。
日本よりも厳しいロックダウンを実施した国、している国でも、動物病院は基本的にロックダウンの対象外なんです。
ですから、気になることがあれば、今までどおり 受診をしてくださいね。

 

このように、ヒトの病院、どうぶつの病院はふつうに診てもらえても、車の病院はそうはいかないようです。
車の病院、言い換えれば カーディーラーさんや整備工場は、営業を短縮したり、一日おきにしたり、地区で1箇所だけの営業にしたりしているところが多いよう。
1号家にも、営業日を週2に絞ります、というお知らせハガキが届きましたよ。
名古屋出身男子の 御多分に漏れず、当院の院長も車好きで、愛車をマメに磨き上げたり 健康診断に出したりしていますが、これからは一段と 車の健康管理にも 気を使うことになりそうです。

 

そんな 車の健康。
冬場、大きなダメージの原因になりうるのが、猫です。

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↑猫は 猫でも マヌルネコ

猫さんは、暖かいところが大好き。
中でも、ここ数日のような寒い日は、外で暮らす猫さんたちが 走り終えて暖まった車のエンジン目当てに 集まってくることがあります。
ボンネットに乗っているくらいなら良いですが、車の形と猫さんの体格によっては、エンジンルームに入り込めてしまうことが。
まさか…と思いきや、昨年の1月だけで、42件 猫がエンジンに入ってしまい JAFを呼んだ事例があるそうですよ。

 

エンジンルームに 猫さんがいることを知らずに、エンジンをかけてしまうと…
エンジンに巻き込まれた猫さんも大怪我をしますが、車も大怪我をします。
しかも、大ダメージを負うのは、駆動系や電気系統、ベルトなど、致命的な部分である場合がほとんど。
こうした場合のダメージは、一発で廃車レベルに至ってしまうのも よくあることだそうで、驚かせれば出て行くだろうと まずはエンジンをかけてみる…なんていうのも ぜったいにやってはいけません。

 

猫さんの立場からも、車のオーナーの立場からも、悲しい事故が起こらないために、自動車メーカーや保険会社などがお勧めしているのが、「猫バンバン」。
といっても、ボンネットをバンバン叩いて 中にいる猫さんを叩き出すわけではありません。
バンバンと強めにノックし、エンジンルームに猫さんの気配がないか?を探るのが 猫バンバンなんです。

 

猫さん対策には、エンジン始動前に クラクションを鳴らすのもよいと言われてはいますが、住宅街で突然クラクションを鳴らすのも…
ご近所さんに何か言われても困るし…
そんな方は 猫バンバン一択。
車に傷をつけるほど 激しく叩く必要もありませんのでね。

 

ブレーキランプ5回点滅は、愛してるのサイン。
ボンネットを強めにバンバン!は、思いやりのサインです。
猫さんも車も大切にする、あなたのご来院、お待ちしています。