いろいろなことがあった、2020年。
今日、12月30日は、当院の年内最終の診療日でした。
もう、明後日には 2021年になりますね。
テレワークや自粛で、寂しさや在宅時間が伸びたことから、ペットを飼う人が増えたそうです。
実際、当院にも 新しい患者さまが多くいらっしゃいました。
新しいご家族との生活を 満喫しておられますか。
いつか、2020年のことを思い出したときに、コロナで色々大変だったけれど、新しい家族ができた年だったなあ、悪いことばっかりじゃなかったなあ、と思い返すことができるように。
今は新しいご家族共々、家で過ごしていきましょう。
2020年、当院では、今までよりもさらにいっそう 予防に力を入れましょう!というお話をしてまいりました。
予防とは、健康診断やワクチン、避妊・去勢手術といった、健康管理の面だけではなく、爪切りや肛門腺絞りといった 身だしなみの要素も大きい予防も含みます。
こういった身だしなみ兼予防を ご自身で行っていただくことで、普段の状態が把握できますから、動物病院やペットサロンへの出費が抑えていただけるだけでなく、いつもと違う!というときに、早く気づくことができるのです。
実際に、1号がやり方をお伝えした方で、
「肛門腺がおかしい気がするんです。前に教えていただいた方法で、いつもなら簡単に絞れるのに、今回はとても硬くて」
と来院され、見てみると肛門腺が詰まりかけており、炎症を起こす寸前だった・・・という方がおられました。
硬くなってしまった分泌物をきっちりと絞り出し、お薬を塗っていると、
「ああよかった、気のせいかもとも思ったんですけど、でも明らかにいつもと違ったから」
そうおっしゃっていただくことができました。
この方は、普段から肛門腺を絞っておられるからこそ、普段との違いがわかり、炎症を起こしてしまう前に来院することができたわけです。
もし、炎症を起こしてしまっていたら、程度によっては手術になることも。
そこまでひどくなくても、何度も通院したり、飲み薬を飲ませたりと、ペット自身が辛い思いをするだけでなく、飼い主様にも時間や手間、費用面でも大きな負担があります。
そうなる前に気づいて、来院することができるよう、飼い主様にお伝えしていく。
当院は、これを予防と位置付けています。
来年も引き続き、この予防に力を入れていこうと考えていますよ。
新年は、4日から診療をいたします。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
あなたのご来院、お待ちしています。