はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

採用活動を行っています

就活のルール撤廃が話題になっていますね。
ルールがなければ、理屈ではどんな低学年でも就活をし、内定をもらうことができるわけですから、話題になるのも当然のことです。
中でも深刻なのが中小企業で、優秀な学生には検討すらしてもらえないのでは?と危機感を強める企業が多いのだそうです。


確かに、低学年のうちは、右も左もわからずにとりあえず「聞いたことある社名の会社」へアプローチしがち。
優秀ならば、そのまま就活→内定、となってしまってもおかしくはありません。
「聞いたことある会社」となると、ほぼ間違いなく大手ですから、中小企業が戦々恐々とするのも納得です。
「もっと低学年の学生にも知られるようにならなくては」と、広報に注力する企業や、コンサルタントを入れる企業、OBやOGから後輩を紹介させたり 企業主催でイベントを企画したりと、あの手この手を尽くして採用活動を始めているようです。


実は、モリカケ問題で話題となった 公務員獣医師不足も、同じところに根があるんです。
1号もそうですが、獣医師になりたい!と思う人のほとんどが まず動物病院か動物園で働く獣医師をイメージします。
なりたいと思う人自身はもちろん、動物の好きな子どもに「動物が好きなの?じゃあ獣医さんを目指したら?」などという大人も、ほぼ間違いなくこのどちらかを想定しているんです。

製薬会社や検査会社などの企業で働く獣医師や、大学などの機関で研究に邁進する獣医師、そして国や県で働く 公務員獣医師のことは、そもそも知らない方がとても多いのです。
実際、農水省の統計でも、約4万の獣医師のうち、現在獣医師として働いている人が3万5千。そのうち、動物病院で働く獣医師が1万5千ですから、半分近くが動物病院で働いていることになります。

残り半分を、企業や研究機関、公務員が取り合うわけですから、獣医師の取り合いが起きても おかしくないですよね。


知らないから、なりたいと思わない。
興味すら持ってもらえず、 優秀な人財をみすみす逃す。

公務員獣医師不足の陰には、こういった問題があるんです。

就活ルール撤廃で、何も起こらないのでは…という意見もあるようですが、獣医師と同じようになる可能性も十分あります。

有名どころ(動物病院)にはたくさんの学生が集まり 巨大な買い手市場に。

そのいっぽう、あまり知られていないところ(公務員獣医師など)には 学生がまったく集まらず、年齢制限なしでの採用を謳っても 学生どころか定年退職後の年金世代すら来ない…

そんなこともありえるんですよ。

 

そして、実はこれは 動物病院の中でも起きています。

大手のチェーン展開している病院や、テレビに出たり本を書いたりするような 有名な先生のいる病院には学生がたくさん集まるのに対し、当院のように 地域に寄り添った病院には、なかなか就職希望の方は来られません。

そうはいっても 30年近い歴史があり、近隣の先生方からは 難しい症例をご紹介いただけるくらいには 信頼していただいているのですが、学生さんはやはり もっとわかりやすく有名な病院に流れていってしまう方が多いです。

 

当院も、経団連には加盟しておりませんので、時代を先取りして 年中採用活動を行っています。

熱い想いをもって 診察を行っていますから、ぜひ一度 見学や実習に来てみてください。

有名病院は、やはりなかなかひとりだちできないという悩みを抱える若い先生も多いもの。

いつまで経っても 先輩獣医師の診療補助、手術の助手、掃除に散歩に洗濯ばかり…そう愚痴をこぼすくらいなら、当院のように 小さく寄り添うスタイルの病院で ガンガン実践、経験を積みましょう。

獣医師を目指した あの日の気持ちのまま、あなたにしかできない診療が 当院でできますよ。

 

まずは あなたのお電話、お待ちしています。