梅雨前線が…
消え、た?
ついつい厨二ぶってしまいます。
まさか梅雨前線が消えるなんて…!
とはいえ、来週には復活するらしいですね。
気温や気圧の乱高下はもちろん、湿度もしんどい季節ですが、みなさん いかがお過ごしですか。
無理せず、というか もう普段から、エアコンを使ってくださいね。
今みたいな「突然の夏日」に備えて、わんちゃん・ねこさんの熱中症対策を ご紹介します。
### 1. どうぶつたちの熱中症、こんなにリスクが高いんです
・ 体温調節がとっても苦手
わんちゃん・ねこさんは、全身から汗をかいて体温を下げることができません。
主にパンティング(ハァハァと口を開けて呼吸)や足裏など限られた部分からしか熱を逃がせないため、気温の変化にとても敏感です。
・ 春バテ→初夏バテへ
春の寒暖差で体力が落ちていたところに、突然の夏日。
このギャップが「なんとなく元気がない」「食欲が落ちた」といったサインにつながりやすくなります。
・ 人よりずっと地面に近い生活
わんちゃんたちは特に、地面の熱気をダイレクトに受けやすい生活をしています。
アスファルトの上は気温よりも5〜10℃以上熱くなっていることも!
ベビーカーが地面に近くて、夏場は赤ちゃんが心配…なんて話もありますが、実は どうぶつたちも地面に近いので、同じくらいに注意が必要です。
### 2. お散歩の時間、もう見直すタイミングかも?
「まだ6月だし、朝夕はそこまで暑くないでしょ?」と思いがちですが、すでに熱中症リスクのある気温・湿度になってきています。
具体的には、“地面の熱さ”で判断してください。
お散歩前に地面を手のひらで触ってみて、熱いと感じたらアウトです。
おすすめは 早朝(6時台)や日没後。時間帯の見直しが大切ですよ。
それから、飲み水は忘れずに持ち歩いてくださいね。
散歩中や外出時は、こまめな水分補給を。
そうそう、ハァハァとよく息をしている子には、口まわりを濡らして冷やしてあげるのも効果的。
日陰ルートや風の通る道を選ぶ工夫も 大切です。
昼間の公園より、朝の住宅街の方が涼しく歩けることもありますし、わんちゃんのペースに合わせて、ムリのない距離・時間で楽しみましょう。
### 3. おうちの中でも油断禁物!室内熱中症に注意
締め切った室内は、あっという間に30℃超えします!
朝は涼しくても、午後には部屋がぐんぐん暑くなりますから。
お留守番の時には、エアコンや除湿機の使用をお願いします。
それと、わんちゃん・ねこさんに快適な環境作りも大切です。
涼しい場所(廊下・北向きの部屋)への移動ができるようにドアを開けておくとか、
冷感マットやアルミプレートで体を冷やせるスポットを用意する…などですね。
そうそう、暑さだけでなく、湿気も熱中症の大きな原因になりますから、
できれば50〜60%台をキープしつつ、除湿機やサーキュレーターを活用して、空気の流れをつくる工夫をしてあげてください。
### 4. 熱中症のサイン、見逃さないで!
「暑かった日」のあとに、わんちゃん・ねこさんがいつもと違う様子だったら要注意。
⚠ パンティング(ハァハァ)が止まらない
⚠ ヨダレが多い・ぐったりしている
⚠ 舌や歯ぐきの色が赤く、熱っぽい
⚠ 水を飲まない・ごはんを食べない
⚠ 倒れる・けいれんする
こうした症状が出たら、すぐに涼しい場所に移動し、水や冷却で応急処置をした上で 病院へ!
重度になると命に関わるケースもありますのでね。
熱中症は、用心しすぎることはありません。
ご不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
みなさんのご来院、お待ちしています。