神奈川県在住の1号。
ちょうど運転中でした。
鳴り響くアラーム。
BGM代わりのテレビも、バラエティから 秒で緊迫したスタジオ映像に切り替わり。
右折レーンにいて停まっていたこともあり、揺れもある程度分かるレベルでしたので、
右折後、思わず左側に寄せて しばし停車してしまいました。
このような、突然の地震などの災害時には、私たちと同じく どうぶつたちも 命の危険にさらされることがあります。
そのため、飼い主として、小さな家族を守るための 事前の準備が重要です。
まず今回は、特に「非常持ち出し袋」と「避難計画」の2つに焦点を当てて、小さな家族と共に安全に避難するための具体的な対策をみていきましょう。
## 非常持ち出し袋の準備
非常持ち出し袋は、災害が発生した際にすぐに持ち出せるように準備しておくべきです。
私たち人間用のものに加えて、どうぶつ用のものも 準備をしておきましょう。
具体的には、こんなものを用意しておくと良いですよ。
- **ごはんと水**
少なくとも3日分、できれば1週間分の食事と水を用意します。
ウェットの場合、缶切りやはさみも忘れずに。
ドライ(カリカリ)を食べている小型犬やねこさんは、500gとか1kgの小袋を置いておくのも良いですね。
水は、ふだん飲む量を考慮して準備しますが、小さい子でも500mlペットボトル1日1本、大きい子は2L以上が必要です。
市販のペットボトルを用意する場合は、ミネラルウォーターは避け、どうしてもの場合は 軟水を選びましょう。
- **常用薬と医療用品**
いつもの常備薬や、緊急時に必要な医療用品を備えておきましょう。
災害時は、ストレスが大きくなるので、お腹や皮膚に症状の出る子が多いです。
ほかに、応急処置に使える包帯や消毒液も用意しておくと安心です。
人間にも使いまわせますから、兼用でもいいですね。
- **予備のリード、ハーネス、首輪**
地震でパニックを起こしたどうぶつたちが逃げ出さないよう、リードやハーネスは丈夫なものを用意します。
また、首輪には、飼い主の連絡先や本人の名前が書かれたIDタグをつけておきましょう。
マイクロチップを入れてある子は、登録団体に情報を登録しておくと さらに安心ですね。
- **キャリーケースやケージ**
安全に避難できるよう、普段から慣れているキャリーケースやケージを用意します。
これにより、避難所での居場所も確保しやすくなりますよ。
- **ペットの健康記録**
予防接種記録や健康診断の結果などをコピーして持ち出し袋に入れておきます。
これらの情報があることで、避難先での診察や治療がスムーズに行えますよ。
- **ペットシーツ**
新品が常に家に1袋あるように置いておくのがベストです。
どうぶつだけでなく、赤ちゃんのおむつ替えや、簡易トイレの中に敷いたり、吐き気がひどい時に洗面器の底に敷いたりと、意外と色々な用途に使えるので、どうぶつのいる・いないに関わらず お勧めです。
今、家に、開封済みしかない方は 1袋、備えておいたほうがいいかもしれませんね。
- **その他の必需品**
ペットの好きなおもちゃやブランケット、ペット用トイレも お忘れなく。
これらは、ペットが避難所でも安心できるように、準備をお願いします。
## 避難計画づくり
持ち出し袋作りと同じくらい、避難計画作りも大切です。
地震が発生したとき、家族と一緒に 安全に避難できるよう、以下のポイントを押さえておきましょう。
- **避難場所の確認**
住んでいる地域の避難所がペット同伴可能かどうか、事前に確認しておきます。
また、状況により、同伴の可否が変わる可能性もありますので、ペットを連れて行ける別の避難場所も 複数リストアップしておくと安心ですね。
- **避難経路の把握**
地震が発生した場合、どのルートで避難するかを 家族全員で共有しておきましょう。
どうぶつを連れて一緒に安全に移動できるルートを、事前に歩いて確認しておくことが望ましいです。
今みたいなときに歩くと 落ち込んでしまうかもしれませんから、新たなお散歩ルート開拓おいう気持ちで 歩いてみてください。
- **家族との役割分担の確認**
災害時は通信が途絶えることも考えられます。どうぶつの世話を誰がどのようにするか、家族と事前に役割分担を話し合い、連絡手段も確認しておきましょう。
一人暮らしのみなさんは、ご近所の方と協力できたら最高ですが、
難しければ 絶対に無理はしないようにしましょうね。
- **どうぶつにも避難訓練を**
どうぶつがキャリーケースやハーネスに慣れていない場合、怯えてしまう可能性があります。
日頃から慣れておいて 悪いことはありませんし、今からやって 無駄になることはありませんから、
ぜひ 気軽な気持ちで 練習を始めてみてください。
また、定期的に避難訓練を行うことで、安心要素にもつながりますよ。
## まとめ
小さな家族を守るために、まずは 非常持ち出し袋の準備と避難計画作りから やってみませんか。
臨時情報が出ていると、不安でいてもたってもいられなくて…という方、多いのではないでしょうか。
そんなみなさんは、備えることで、解消できる不安があると思うんです。
備えはしつつも、使うことがないよう 祈りながら、これらの対策をしっかりと行うことで、
安心につながるうえ、万が一の際にも 小さな家族と一緒に 安全に避難することが可能になります。
まずは、いつものご飯とペットシーツを早めに買い足すことから、
そして 近くの避難所までのルート探検から、はじめてみませんか。
ご相談は お気軽に!
あなたのご来院、お待ちしています。