ようやく梅雨が明けるのでしょうか。
まだ毎日のように曇り空が続き、ザアッと降ることもありますが、それでも、晴れ間には夏を意識することが増えました。
今年の夏は、いろいろな意味で 特別で二度と来ない夏。
会いたい人には、落ち着いたら会いたいね、の意味を込めて、オンラインでいいから会っていこう。
出来るだけ早く。
志村けんさんや岡江久美子さん、三浦春馬さんのように、もう会えなくなってしまう前に。
そう思っています。
ペットたちと、もう会えない になってしまうきっかけとして、とても多いのが 雷による遁走。
言い換えれば、雷への恐怖でめちゃくちゃに走り出し、走って走って、走っているうちに、気がつけば知らないところにいて おうちに帰れなくなってしまう…という現象です。
簡単に言うと迷子なのですが、ふつうの迷子とは違い、雷のときは パニックになっています。
大きな音や強い光はもちろん、気圧や電位の変化も感じ取り、総合してパニックを起こしてしまうのですね。
するとどうなるか。
この音、光、すべてが怖い！とにかく逃げ出したい！逃げなきゃ！という強い強い衝動にかられ、めちゃくちゃに走り出してしまいます。
でも、どれだけ走っても、雷の音や光が聞こえないほど遠くへ行くのは難しいですね。
ですから、パニックのまま、走り回り続けることになります。
走って、走って、走り疲れたころに ようやく雷は止みますが、そのころには すっかり迷子。
帰れなくなってしまうのです。
パニックでめちゃくちゃに走り回るわけですから、火事場の馬鹿力で そこそこ遠くまで行ってしまうこともあるようです。
そうなるともはや 土地勘もなければ、目印になるような匂いもなく、何も分からなくなってしまうのですね。
そういった子はどうなるか。
まず、地域の警察署や、最終的には保健所など 自治体が保護してくれます。
そこでは、必ずマイクロチップの読み取りをしてみるんですね。
マイクロチップとは、体に直接入れる 15桁のバーコードの入ったガラスのカプセルです。
このカプセルを入れ、登録機関に 連絡先を登録しておけば、保護され読み取られたときに 連絡してもらえます。
カプセルに直接情報が書き込まれるわけではないので、この登録を忘れてしまうと あまり意味はありませんが、首輪などと比べて 取れたり壊れたりという可能性がとても低いのがよいところです。
マイクロチップは、ある種のヘビやサルなど、飼うならばマイクロチップか必須というどうぶつたちもいるくらい、信頼されている個体識別方法。
これを、予め着けておき、きちんと情報を登録しておけば、帰ってこられる確率がうんと上がるのです。
今まで、雷でパニックになったことはないという子も、ここ最近の雨、そして雷は異常です。
雷だけなら耐えられても、あの異常なまでの雨と合わさると、耐えられなくなるという子も多いもの。
いなくなってしまってから、迷子になってしまってからでは、遅いのです。
ぜひ、今のうちに、マイクロチップを着けておきましょう。
当院では、いつでもマイクロチップの在庫を置いています。
思い立った時が 吉日。
早速着けましょう。
あなたのご来院、お待ちしています。
