はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

御用納めに、車酔い対策

いよいよ年の瀬も押し迫る 御用納めですね。
今日が仕事納めで年末年始はバカンス!な、うらやましいあなたも、まだまだ!年末年始は全力で駆け抜けるぜ!な、頑張り屋さんのあなたも。
お疲れ様です。
ともに頑張って参りましょう。


年末年始の帰省に向けて、酔い止めを…というご相談 増えてまいりました。
酔い止めを飲ませるほどではないけど、なにか対策してあげたい、という あなたのために、子どものころから車酔い体質の1号の 秘策を伝授いたしましょう。


まずは食べ物。
これはもう、食べさせないか、ごく軽く。
胃の中にある時間は短いから、車に乗る時間が午後遅いという場合 朝はふつうに食べさせるという人もいるのですが、着いてからゆっくり食べればいいので 乗車前の食事はとにかく軽くしたほうが お互いのためです。


いっぽう、飲み物は、水に限っては多くても大丈夫。
欲しがるだけ与えてかまいません。
飲み物とはいえ、牛乳やヤギミルクのようなものは、食事に準じて控えたほうが無難です。
温度は、本格的に気持ち悪くなってからは 冷たいほうが さっぱりとしますが、そこまで気にしなくても大丈夫です。


意外と侮れないのが、車内の環境作りです。
これは 体質がかなり影響します。
1号のように、助手席など、路面が見えて車の動きが予測できるのが合うタイプ。
1号家のシェパードのように、窓から外を眺められ、ゆったりと横になれる 後部座席派。
外が見えないほうが落ち着く子もいれば、窓を全開にして風に当たりたい子もいます。
合う、合わないを見極めつつ、いろいろと試してみてください。


車酔いは、どうぶつたちだけではなく、子どもでもよくある体質ですし、辛いもの。
1号もだいぶたいへんでした。
帰省の思い出には常に車酔いの記憶が付きまといますし、高速道路上で何度もマーライオンに変身したものです。
でんぐり返しがいいとか、梅干しの種をおへそに貼るといいとか、ミントの飴をなめるとか、いろいろ聞いてはやってみましたが、100%の効果のあるものには巡りあえず。
試行錯誤のすえ、1号の場合は助手席に座るか、窓を開けて外の空気を吸えるようにすることで 比較的大丈夫なんだとわかり、だいぶ楽になりました。
対策ができるだけで、気持ちがちがいますよね。


車酔いは大人になれば落ち着くというけれど、今でもできる限り助手席に乗りますし、どうしても後部座席に乗らなければならない場合は だめそうだなと思ったらすぐに 少しだけ窓を開けさせてもらいます。
めんどうだな、と思うし、車酔い体質じゃなければなー、とも思いますが、逆に考えれば、自分に合う環境を模索するきっかけにもなります。
厄介な体質、欠点と思うと 車酔いは嫌なものでしかないんですが、きっかけと思えば 案外そこまででもないかも。
何せ、合ったか合わなかったか、成果がわかりやすいですしね。


さまざまなことがあった、2018年。
平成最後の夏をばねに 2019年は大きく飛躍したいですね。
当院は、30日まで 通常診療を行っています。
あなたのご来院、お待ちしています。