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ゴールデンウィーク、犬連れ外出先でのマナー

#ゴールデンウィーク #わんちゃん #マナー #熱中症

ゴールデンウィークですね!
今年は、1日・2日を有休にすれば、9連休にできるということもあってか、かなりの人が動く予想なのだとか。
1号の友人も、お子さんが小学校に入学すると 遊びに最高な5月にこれほど連休を取るのは難しいかもしれないから!と張り切って長期休暇に。
22日から休みを取って、沖縄に2週間滞在するのだそうです。
すごい!けど、帰ってきてから普通に働けるの!!?と思ってしまう1号は、根っからの社畜体質なのかもしれませんね。
思い返してみれば、某国の友人たちも大体それくらいの長期休みをしょっちゅう取っていましたから、ヒトは誰でも 2週間くらいの長期休暇後でも 普通に働けるのかもしれません。

 

さて、そんな ゴールデンウィーク
普段忙しくて なかなか遊びに出かけることができない私たちにとって、貴重な長期休暇です。
特に、わんちゃんと暮らす皆様にとっては、普段お留守番をしている、あるいは在宅勤務に付き合ってインドアに生活してくれている わんちゃんと一緒に、外出先で楽しい時間を過ごすチャンスではないでしょうか。
でも、わんちゃんと一緒にお出かけする際には、周りの人々や 他のわんちゃんに配慮するマナーが必要です。

 

まず、ワンちゃんと外出する際には、リードを付けることが基本です。
リードを付けないでいると、他の人やどうぶつに迷惑をかけることがあります。
つい、開放的な気分になり、思わずオフリードに…だってここ誰も来ないし…なんてことは していませんか?
ゴールデンウィークは、普段見かけない方が遊びにきたり、あるいは 探検気分で足を伸ばしたりといったことも多々あります。
オフリードは基本的に、ドッグランなどの「OKとされている場所」でない限りは、「やっちゃだめ」なことですから、わんちゃんに何かあっても 悪いのは オフリードにしていた飼い主側になってしまいます。
もし、お年寄りや小さいお子さんに怪我をさせてしまったら?
たとえ、最初にちょっかいをかけてきたのが人間側だったとしても、犬がオフリードだったのであれば、飼い主の過失を問われることになります。
せっかく楽しくお出かけしていたのに、台無しですね。
オフリードにするのは、きちんと管理されているドッグランなどに限りましょう!


また、排泄物をきちんと処理することも とても大切なマナーの一つです。
うんちは公共の場では必ず回収し、持ち帰りましょう。
おしっこは、水をかけて薄めます。
特に、男の子の場合、標識や電信柱、街灯などの根本におしっこをしたがる子が多いのですが、
薄めず放置してしまうと、金属やコンクリートが傷み、最悪の場合は ある日突然ボキッと折れることがありますから。
体格によってもおしっこの量は違いますが、チワワ、トイプーサイズの子でも、少なくとも500mlペットボトル1本分くらいの水はかけてきちんと薄めるようにしましょうね。


それから、場所によっては、わんちゃんと一緒には入れないところもあります。
最近、よく見かけるのは、「芝生には犬を入れないで」「この広場は犬禁止」といった、施設内でも 犬の入れる場所・入れない場所のある施設。
入れない場所にまで、知らずに連れて行ってしまうと、迷惑をかけてしまう可能性もありますし、最悪の場合、施設全体が犬禁止!になってしまう可能性もあります。
まずは、事前に調べてからのお出かけを。
また、そういった入れる・入れないが切り替わるところには、必ず 見えるように看板が立てられているもの。
わんちゃんが他の犬や人に迷惑をかけないよう、周りの人々や犬たちに注意深く接するのはもちろん、看板にも注意をしましょうね。


そして、今年もゴールデンウィークは暑くなりそうです。
わんちゃんとのお出かけには、水分補給を忘れないようにしましょう。
特に、長時間外出する時には、犬用の水筒やボトルを持参することをおすすめします。
お出かけ先で、熱中症になってしまわないよう、あらかじめ日陰を探しておいたり、犬用のクールマットを持参することもおすすめです。


わんちゃんと一緒に楽しい時間を過ごすためにも、周りの人々や犬たちに迷惑をかけないよう、マナーを守って行動しましょう。
あなたのご来院、お待ちしています。