はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

ペットの抗体価検査、当院で受けられます

また大型台風が迫っているようです。

今回のは、5段階中6 とか、地球始まって以来のスーパー台風とか、とんでもない前評判が聞こえてきていますが、
みなさん、備えは万全でしょうか?

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こんな穏やかな日が早くきてほしい


1号のうんとうんと若いころ。
人生において、大きな失敗をしたことがあります。
獣医師として とかではなく、人としての 大失敗でした。
そのとき、院長と、当院の至宝・トリマーのU姐さんがそれぞれ1号に言ってくれたことがあります。
「失敗してそのまま放置すれば失敗のまま。でも、そこから学び取って次に活かせば、それは失敗から経験に変わる」
言い方はそれぞれでしたが、込められた気持ち、1号に伝えようとしていたことは二人とも同じでした。
論語にも、「過ちて改めざる、是を過ちという」とありますね。


被災は過ちではありませんが、学び取って次に活かすことができるという点では、考え方は同じだと思うのです。
19号の予想最大風速は、土曜の時点でも 45mなのだとか。
これは、風に吹き飛ばされた 子ども用傘が、家のガラス窓を突き破るレベルの猛烈さだそうです。
外にあるものは、とにかく室内へ取り込んでおきましょう。
そして、万一のため 浴槽に水をためておくことと、ノートパソコンやモバイルバッテリーに 充電をしておくことをお勧めします。


さて。
そんな 今日このごろ、ときどき受けるお問い合わせがあります。
「今度の春の異動で、海外転勤になりそうです」
ブログなどをご覧になり、1号が海外へ犬たちを連れていき、連れて帰ってきたことをご存じの方が、このようにしてお問い合わせをしてくださるのです。
渡航前に、血液検査をしないといけないようなのですが、先生のところではやってもらえますか?」


結論から申し上げましょう。
当院で受けていただけます。


血液検査は、当院で採血をし、検査会社へ送ります。
当院で検査を行うわけではありませんので、今日血を取って すぐ明日結果をお渡しする、ということはできません。
曜日によりますが、概ね1週間から10日くらいはかかります。


その他、狂犬病のワクチンや、マイクロチップなど、他の処置が必要な場合もあります。
行き先の国によっては、抗体価検査のほかに、駆虫やまた違った検査も必要な場合もあるようですから、まずは一度ご連絡を。


手続きなど、代行している業者さんもいますが、代行料がすごく高額だったり、相手の国への入国はサポートしてくれても、日本での処置まではサポートしてくれなかったり。
逆に、日本での手続きが終わったら、検疫所の前でハイさようなら、とか、検査時間など 問い合わせればすぐにわかることを、平気で嘘をつくような、とんでもない業者さんもいるようですよ。
インターネットで経験談などを検索すると、いろいろな話が見られます。


でもね。
1号の個人的な経験ですが、輸出入や動物についての知識がそこまでなくても、飼い主さんでもじゅうぶん手続きはできるように感じました。
基本的に、行き先の国の条件を行き先の国に確認し、求められる処置を行って、その処置を証明する書類を準備すればよいだけです。
並行して、日本の動物検疫所に輸出検査の申し込みをし、出発日当日かその前日までに 検査を受ければよく、申し込みのときに足りない書類があれば 動物検疫所から 案内がきます。
輸出検査の申し込みは、動物検疫所のホームページに載っている書類を書いて写メをすればいいだけ。
とても簡単なんですね。


抗体価検査をはじめ、当院で可能な処置はサポートしますので、まずは インターネットで条件を調べるところからやってみましょう。
案外いけるかも?と、お感じになると思いますよ。


海外転勤をする場合、だいたい 転勤する本人はテンションが上がってカーッとのぼせています。
行った先であれもしよう、これもやってやろうと張り切るんですね。
でも、家族として帯同される方は 比較的冷静。
冷静な分、準備や後始末に追われます。
こういったときに、へんな業者に騙されたり 嫌な思いをすると、渡航後にも 引きずってしまいがち。
日本での最後の記憶が こういった記憶になってしまうわけですから。
1号が某国で会った人たちも、皆渡航前のいろんな思い出を 昨日のことのように語ってくれました。


それに、自分で条件を調べたり、準備をすることで、現地で何かあっても すぐに対応ができます。
その意味からも、どうしても時間がない!とか、どうしても空港までの足がない!といった場合をのぞき、できる限り 自分で準備をすることをおすすめします。
そして、必要な処置は ぜひ当院にご相談ください。


海外に住むチャンスというのは、誰にでも訪れるものではありません。
多少の無理 くらいでどうにか状況が許すのであれば、ぜひ 着いて行ってみてください。
帰ってくるのはいつでもできますから、まずは 行ってみることをおすすめします。
そのとき、どうぶつを連れていけば、現地でものすごく心の支えになってくれます。
どうぶつをきっかけに友達ができることもありますし、友達とまではいかなくとも 現地の人との会話のきっかけにはなったりします。
海外転勤、どうぶつの輸出入、怖いですが、どきどきしますが、でも、行ってよかった!やってよかった!と思えますよ。
経験者である 1号が保証します。


そのために必要な処置は、当院で。
あなたのご来院、お待ちしています。