はい、栗本動物病院です。

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動物もしもやけになるんです!対策はこちらから☆

いよいよ、ムートンブーツが手放せなくなってきましたね!
あのあったかさに夢中なのは 大人だけではないようで、公園やショッピングモールでもムートンブーツを履いている子どもたちを よく見かけます。
保育園の先生によると、ムートンブーツが流行ってから 明らかにしもやけの子が減ったのだそう。
そんな素敵なものがなかった 1号の子どものころ、しょっちゅうしもやけになりました。
毎冬痒くて痒くて、靴下を重ねばきしてみたり 、キンカンから病院の薬まで、いろんなものを塗っていた記憶があります。

そんな1号を見かねて、ある日遊びにきていた祖母が ショウガパックを教えてくれました。
すりおろしたショウガを かゆい部分にこんもりのせて、ビニール袋を靴下みたいに履いて、数時間パック。
そのあと、お風呂で足湯します。
かきむしってキズになっていると、ものすごくしみるのですが、経験上これが一番効きました。
ただ、相当しつこく洗い流しても 翌日までなんとなくショウガの匂いが残る気がするので、もし 試してみようと思われた方は、ぜひお休みの前日に。
1号は、高校1年生の冬にパックした翌日、隣の席のイケメン某君に「なんか今日朝から教室がショウガの匂いする!あー!ショウガ焼き食いてえー!」と言わしめ、後悔しきりでした。

そんな 甘酸っぱい思い出は さておいて。
最近、しもやけの症状で来院されるわんちゃんが 増えてきました。
わんちゃんのしもやけは、足先でなく 耳に出ることが多いです。
末端が赤く腫れあがるような、いわゆるしもやけの症状ではなく、気づいたときにはもう耳の先端が壊死して真っ黒になってしまっているので、「耳垂れかな?」「お散歩でついた泥汚れかも」と様子を見てしまう方が多いのですが、実は…ということがよくあります。

この症状で来院されるコは、ダックスちゃんやキャバリアちゃんなど、アレルギーに悩まされることが多く かつ 耳の大きな垂れ耳の種類であることが多く、ただのしもやけではなくて 寒冷凝集素反応 という一種のアレルギーが関係しているのでは?という先生もいらっしゃいます。
実際、アレルギーを抑えるような治療をすると、症状が良くなる子が多いので、当院では 症状に応じて塗り薬や飲み薬を処方することが多いです。

わんちゃんがまさか、しもやけなんて!と おっしゃる方、たくさんいらっしゃるのですが、
実際には けっこう見かけます。
たまには、お耳の先っぽのほうまで じっくり見てみてくださいね。
黒く冷たくなっているようなら、一度動物病院にご相談ください。

当院待合室は、お散歩途中の あったかスポットとしても、ご活用いただけます。
今なら 大掃除したての ピッカピカな床も お楽しみいただけますよ。
あなたのご来院、お待ちしております。