9月に入り、朝晩に少しだけ秋の気配を感じる日が出てき…
き…ましたかね…?(不安)
とはいえ。
秋の気配を感じる なんて日は、「そろそろお散歩を長くしてもいいかな」と思われるみなさんも 多いのではないでしょうか。
真夏のあいだは、熱中症を避けるためにお散歩を短くしたり、外へ出る時間を減らしたりしていたわんちゃんも多かったと思います。
涼しくなると、わんちゃん自身も歩きたがるようになり、つい「今日はたくさん歩こう」と距離を伸ばしたくなりますね。
でも、ここで少し気をつけたいのが、夏のあいだに減っていた体力や筋力です。
運動量を控えていた期間が続くと、筋肉や心肺機能は少しずつ変化します。
見た目にはいつも通り元気でも、真夏前とまったく同じ体力とは限りません。
その状態で急に長距離のお散歩をしたり、久しぶりにドッグランでたくさん走ったりすると、翌日になって疲れや痛みが出ることがありますよ。
「昨日はあんなに元気だったのに、今日は歩きたがらない」
「朝、立ち上がるまでに時間がかかっている」
「階段を嫌がるようになった」
そんな変化が見られたら、前日の運動が少し負担になっていた可能性もあります。
特に、シニア期のわんちゃんや、関節に不安のある子、心臓や呼吸器に持病のある子。
運動量を急に戻さないことが大切です。
まずは夏のお散歩より少しだけ長くする。
それで翌日まで問題がなければ、また少し伸ばす。
そんなふうに、数日から数週間かけてゆっくり戻していくくらいが 安心ですね。
そうそう、散歩の「長さ」だけでなく、「内容」を工夫する方法もあります。
たくさん歩かなくても、ゆっくりにおいをかぎながら歩くことで、わんちゃんにとっては十分な刺激になりますから。
短い距離でも、その子のペースで 歩くことを意識してみてください。
お散歩に出ないとはいえ、ねこさんも同じです。
夏のあいだ、涼しい場所で寝ている時間が長かった子は、活動量が少し落ちていることがありますから。
急に激しい遊びを長時間するよりも、おもちゃを使って短時間遊ぶことから始め、少しずつ動く時間を増やしてあげるとよいでしょう。
また、9月はまだまだ 暑い日も残ります。
涼しい日に運動量を増やしても、翌日はまた30℃を超えることがありますから。
「秋になったから」と一気に生活を切り替えるのではなく、その日の気温や湿度を見ながら調整することが大切ですよ。
お散歩から帰ったあとや、翌日の様子も ぜひ見てあげてください。
ごはんはいつも通り食べているか。
歩き方に変化はないか。
呼吸がいつまでも荒くないか。
いつもより寝ている時間が極端に増えていないか。
運動中だけでなく、そのあとまで観察することで、その子にとってちょうどよい運動量が分かってきますのでね。
涼しくなる秋は、どうぶつたちと外へ出るのが楽しくなる季節です。
だからこそ、夏の体から秋の体へ、少しずつ切り替えていきましょう。
「どのくらい運動させればいい?」「最近少し歩き方が変わった気がする」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
みなさんのご来院、お待ちしています。