はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

車酔いしてしまう子に捧ぐ。酔い止め、お出しします!

つい この間 年が明けたばかりだと思っていたら、あっという間に ゴールデンウィークが近づいてきました。
恐ろしいことです・・・
とはいえ、今年もゴールデンウィークを全力で楽しむのは まだまだ難しそう。
もっとみんながワクチンを打って 免疫が成立するまでの我慢です。
バネをうんと縮めて 楽しみに待ちましょう。

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今のような状況において、感染対策の面から、電車・バスなどの公共交通機関から 自動車での移動に切り替える方も 増えているようです。
1号家のお世話になっている車屋さん曰く、「うちで1番売れているのは状態の良い中古ですね。中古車って、引き取った後に必ず内装を消毒するんですよ。なので、新車よりも安心と考えられる方もいます。ご予算的には新車でよくても、あえて中古車を選ばれる方も今は増えてますね。その分オプションを追加されたり、タイヤなどの消耗品をもっと良いものに付け替えられたりされてますよ。コロナショックのせいで、乗り換え時期よりも早く手放されてる方も多いので、今ならいいものを適正価格で手に入れられると思います」とのこと。
実際、当院へも 車で来院される方 多くなっております。
当院は、建物の目の前が駐車場。
複数台停めていただけますので、混んでいる時も安心です。


さて、自動車移動が主体になると、車酔いが心配になってきます。
1号も車酔いをする方で、もうずいぶん大人になりましたが、いまだに長距離を自動車移動する時は 助手席に座るか、ちょっと早起きして 早々に眠れるようにするといった準備が欠かせません。
周囲にも車酔いのひどい子が何人かいて、バス遠足などの時は、前の方に座らされ 道中ずっと紙袋を持たされていたなあ・・という思い出があります。
実は、動物たちも 車酔いをすることがわかっています。
そもそも、車酔いは、三半規管と言って 耳の奥のバランスを司るところが 車の不規則な揺れのせいで 不必要なくらいに刺激されてしまうせいで起こるもの。
動物も、同じなのですね。
いわゆるエコドライブ、急発進や急減速、ギャンっと勢いよく曲がるといった運転をしなくても、ある程度は体質で、本人にもどうしようもなく症状が出てしまう・・ということもあるんです。


そんな子達のため、当院では乗り物酔いのお薬をお出しすることができます。
乗り物酔い専用のお薬は少ないですが、アレルギーのお薬で 乗り物酔いにも効くと言った、一石二鳥タイプのお薬もあるんですよ。
お薬は何種類かあり、1番強いものでは、飛行機に長時間乗る時でも使える 一度飲むと長く効くタイプのお薬がありますが、ドライブでこういった強いものを使ってしまうと、行った先でもずっとぼーっとしてしまい、楽しめなくなってしまいます。
それに、お薬に慣れてしまうと、効き目が弱くなったと感じてしまうことも・・
酔い止めは、合う・合わないの見極めも必要です。
長時間車に乗る予定のある方、今年は車酔いのお薬を試してみようかな?とお考えの方は、お早めにご相談くださいね。


あなたのご来院、お待ちしております。