はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

他人事ではありません。同行避難への備えは今すぐに!

ひどい台風でした。
怖い思いをした方、今困っている方が早く元の生活に戻れますように。

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今回の台風、いちばん困っているのは やはり停電ではないでしょうか。
中でも被害のひどかった千葉では、未だに電気の来ないところもあるようですね。
電気がないということは、エアコンも冷蔵庫も 扇風機さえ使えないということ。
1号も、いろいろあってこの夏、お盆くらいまでエアコン無しでの生活でした。
エアコン無しで夏を乗り越えるのは、ほんとうにほんとうにしんどいですよね。
台風通過後、恨めしいくらいの晴天に夏日が続いていますから。
可能な方は、ぜひ 避難、避暑をしていただきたいなと思います。


そんなとき、やはり気になるのは 受け入れ先ですね。
当院が公式情報として見つけられたのは、稲毛記念館のみ。


熊本地震や三宅島の噴火の時などには、地域の獣医師会でも 避難所が整備されたこともありました。
この後、受け入れ先が増える可能性もあります。
なお、基本的に、避難は同行避難といって、飼い主さんと同じ施設に避難することになりますが、一緒にいられるとは限らないようです。
詳しい情報は直接確認してみてください。


他にも、受け入れができない避難所しかない地域の方のため、預かりを行っている個人や団体もあるようです。
料金や体系などを確認した上で、落ち着くまで こういったところに預かりをお願いするのも 方法かもしれませんね。


こういった、同行避難のときに、欠かせないのが ペットシーツとクレート(ケージ)、それに いつものフードです。
それから、少しでもリラックスできるよう、お気に入りのオモチャやいつものベッド、よく食べるオヤツも…とやっていると、たいへんな荷物になってしまいます。
最低限の3点セットを持って 早めに避難をしてください。


千葉県は、首都圏であり大きな空港も近いのに、広い土地が確保しやすいため、競馬学校もありますし、豚や牛の畜産農家も多く、犬や猫のブリーダーさんも多い地域です。
動物が身近にたくさんいる地域なのですね。
こういった災害のとき、人間はもちろん こうした動物たちも、身の安全を確保できるように、いま実際に被災され困っている方へは 支援を。
そして 被災していない私たちは、いつか自分たちが被災してしまった場合に備え 準備を。
どちらか一つだけではなくて、どちらも 行なっていきたいですね。


まずは、ペットシーツと フードの小袋を非常用持ち出し袋に 入れるところから。
当院では、小袋の処方食も、取り扱いがありますよ。

 

あなたのご来院、お待ちしています。