はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

まさか!?真冬の熱中症にご用心

2016年、あけましておめでとうございますー!

年明け以降、晴れたあったかい日が続いている…とは言っても、やっぱり冬は冬。
コタツやストーブからは まだまだ離れられませんよね。
そんな気分を反映してか、お店でペット用コタツやペット用ホットカーペットなどのあったかグッズを よく見かけるようになりました。

お年寄りの子は、寒さがこたえるだろうから。。と、あったかグッズの複数使いやケージごと温めるなんてやり方を勧めている人もいるようですが、ちょっと待ったーーーー!!!
あったかグッズから逃れる場所がないと、却って危険なこともあるんです!!

そもそも、わんちゃんやねこちゃんは、暑さよりは 寒さに強いからだのつくりです。
汗で熱を逃せないし、毛皮を着ていますからね。
そして、お年寄りになるほど  暑さに耐えられる度合いは低くなります。
また、熱が体にこもりやすいのも お年寄りの子たちの特徴。
温まる というより、蒸れる という感じになりがちです。

「いつも日向ぼっこしてるから、同じくらいあったかいヒーターを…と置いてあげてるのに、逃げていっちゃう」という場合、本人にとっては 暑い場合がほとんど。
お日さまの温かさと、ヒーターの温かさとでは 体に感じる温かさの種類が違うので、複数使いしても 意味がないことが多いんです。

自分で暑いと判断して 回避しているのに、ケージの下ぜんぶなどに あったかグッズを置かれてしまうと、
暑さから逃げれる場所が なくなってしまいます。
そうすると、真冬だというのに 熱中症になってしまう可能性も。

日中寒いだろうからと、ヒーターをつけて出かけていたけれど、
実はお日さまの光がびっくりするくらい家の奥まで入りこんでいて、ヒーターなんていらないくらいあったかい…ということはよくあります。
夜遅く帰ってくると あまり気づかないけれど、お気に入りのベッドが黒っぽい色で 温かさを溜め込んでおけるのかもしれません。
逃げちゃうから 無理やりでも温める…のではなくて、温まりたいときは自分から来るから、好きにさせてあげよう、と考えてくださいね。

もし、ヒーターを使うなら、必ず逃げ場を作ってあげてください。
日中 ケージで過ごすなら、下に敷くのでなく 外から側面へ立てかけてあげれば 十分温かですよ。
真冬にまさか!?と 思われるかもしれませんが、ヒーターのせいと思われる熱中症 着実に増えているんです。
ヒーターの使い方、もう一度 確認してみてくださいね。

自信がない場合には、ぜひ一度 ご相談ください。
2016年も あなたのご来院、お待ちしています。


年末年始は食っちゃ寝の繰り返しだったことを 懺悔しておきます。
すべてはぶりしゃぶが 美味しすぎるから…!

[1号のかんたんクッキング]
1.土鍋などにだし汁をいっぱい張ります。個人的には、合わせがお勧めです。わんちゃんやねこちゃんにも分けてあげるなら、塩の入ってないものを。
2.だし汁が沸騰する手前まで温めます。
3.鍋が温まるまでの間に具を用意します。ぶりはスーパーのお刺身の半分〜1/3くらいの厚みに薄くスライス。水菜とえのきはひとり一袋ずつは食べてしまうので多めに。
4.鍋が温まったら、水菜とえのきを投入して火を通し、ぶりはしゃぶしゃぶします。
5.わんちゃんねこちゃんはそのまま、人間はポン酢をつけて、いただきまーす!

これがもうねえ…
ご飯にも合うし、お酒にもジュースにも合うし、もちろん単独でもめっちゃ美味しいし…
ほんといくらでもいけるんです。おそろしい料理です。
(結石のある子、おなかのゆるい子にはあげないでくださいねー!)

あ、申し遅れましたが、1号の2016年の目標は ダイエット でございます。
本年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m