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はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

いたーいあかぎれ、パックリ割れに…おためしください!

肌荒れの時期です。
うちの1歳児も 肌がカサカサで、ベビーローションに加えて クリームも使い始めました。
ああ お風呂あがり、またママのスキンケアが遅くなる…

冬になり、湿度が下がって、カサカサになるのは わたしたち人間だけではありません。
わんちゃんねこちゃんも もちろん乾燥するんです。
彼らの体でいちばん乾燥しやすいのは、実は足の裏なんです。

くちびるが乾燥しているとき、なめてしまうとより乾燥がすすんでしまうのは 有名ですよね。
指のひび割れやあかぎれ、主婦湿疹も、悪化させてしまうのは 洗濯や食器洗いなどの水仕事。
そう。
肌荒れのときは、濡らしてはいけないんです。
でも、わんちゃんねこちゃんは 荒れてくるとなめて治そうとします。
足の裏を延々となめてなめて、毛の色が赤茶色に変わってしまった…なんてご相談を受けることも。

変わってしまった毛色は もどらないことがほとんど…とお伝えすると、ガッカリされる方も多いです。
見た目が変わってしまうのは やっぱりかわいそうですよね。
ただ、この 毛の変色自体は、わたしたちの皮膚のシミなどと同様、それ自体が悪さをするものではありません。

いっぽう、足の裏は放っておくと どんどんと悪化していきます。
カサカサがひび割れ、あかぎれ、パックリ割れまでいってしまうことも 放置すればよくあること。
そうなると、痛くて足をつけなくなったり、痛みからなんだかずっと機嫌が悪かったり。
傷口からばい菌が入りこめば、腫れ上がって歩けなくなることもあるんです。

そんなふうにさせないために、お店ではいろーーんな商品が売られています。
中には、人間用のハンドクリームかな?と思うような 成分のものも。
でもね。
当院は、いわゆるふつうの ワセリン をおすすめしています。
ドラッグストアとかで安く売ってる、黄色っぽくてべたべたの、そう あのワセリンです。

おもな理由は3つ。
まず、フタをするだけのシンプルさ。
ワセリンは、美容クリームなどと違い、有効成分が中へ入り込みんで効く…ということがありません。
だから、キズで敏感になっているところへ強い成分で悪化させてしまう…といったおそれがありません。
それから、ベタつきによる 滑り止め効果。
カサカサに乾燥した肉球は、つるっつるの靴底とおなじでとても滑りやすいもの。
ツルッとなってしまい、思わず踏ん張って腰を痛めてしまった…なんて、この時期よく聴く話ですが、どうぶつたちも同じなんです。
塗り過ぎるとかえって滑りやすくなりますから、塗る量にはご注意ください。
そして、何よりも安いことと、少量から手に入ること。
足裏、肉球は、わたしたちでいう 靴底。
そこへ使うクリーム類は、どうしても 汚れやすいので、できれば専用にしたいし。
あんまり大きいサイズだと、汚れがどんどん溜まってしまうから、小さいものをどんどん使い切れるほうがいいし。
こういったニーズを満たしてくれるのは、やはりワセリン。
おすすめです。

わんちゃんやねこちゃんが 足先をやたら気にしてなめてるな…、
そんなときに いちどお試しください。
そのときには、チョコやチェリーなど 香りのついてないものを。
香りのついたものは、却って気にしてしまう子が多いです。
また、精油などのアロマを加えるのは、ねこちゃん用には絶対ナシ。
わんちゃん用には、あの小さいサイズのワセリンに 1滴のティーツリーオイルなら大丈夫です…が、肌荒れしているなら 何も入れずにワセリンだけで様子を見るほうが安心ですよ。

ワセリンを塗って 数日様子を見て。
それでもなめるのがひどくなったり、妙に機嫌が悪かったら…
もしかしたらキズができているかもしれません。
肉球の黒い子などは、キズが見つけにくいこともよくあります。
抗生物質や痛み止めを使ったほうが、早く痛みが取れるかも。
いちど ご相談ください。

あなたのご来院、お待ちしています。