はい、栗本動物病院です。

東京都小平市の栗本動物病院です。ときどき更新しています。

お口の健康、気にしてますか?

台風は…無事に過ぎ去ったのでしょうか。
みなさんは、シルバーウィーク、楽しみましたか?
1号は、毎日のように体温の高い赤ちゃんを抱っこしていたため、季節はずれのアセモに 悩まされています。
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ちょっと涼しくなって、ごはんのおいしい季節ですが、お口の健康、気にしてますか?
わんちゃんやねこちゃんは、お口の中のphバランスが人間と全然違うため、歯垢は3日で歯石になるといわれています。
カリカリのごはんでなく、ふやかしたり缶のごはんを食べている子は、カリカリを食べる子と比べても、お口の中に食べカスなんかが残りやすいのですね。
数年に一度は、歯の大掃除を受けるのをおすすめします。

ちなみに、「麻酔なしで歯をキレイに!」というのにも、一長一短あります。
どうぶつの歯に関しては、人間のように資格が必要とされていない部分もあり(※おこなう処置により異なります)、場合によっては専門知識もなく、勉強もしたことのないような人が、適当に見えるところだけゴシゴシこすっておしまい、というお店もあるようです。
もちろん、獣医さんがおこなうところや、看護師さん、トリマーさんでもたくさん勉強して知識のある人がやっているところもたくさんあるのでしょうが、
「いつもペットショップでカットと歯石とりのセットをしてもらってるのに、歯が抜けた!」というトラブル、最近すごく多いんです。
蹄やツノなど、かたーいオヤツを食べていたときなら まだしも、
いつものカリカリごはんをいつものように 食べているときに 抜けてしまったり、
ある日ふと気づいたら 抜けていた…なんてことも。
ケアしていたのに…と思うと、残念さもひとしおですね。

麻酔はたしかに身体に負担がかかりますが、必要な場合にはきっちりかけるべき、というのが、当院の考え方。
それでも、少しでも負担を減らしてあげたいから、麻酔をかけている時間を最短に。
麻酔中でないとできない処置を行う獣医師は、日々勉強を重ねていますし、早く終わらせられるように基本的には複数で行います。(複数で行う方がかえって時間のかかる処置は除きます)
麻酔は難しいものだから、麻酔を管理するのは専任の獣医師(奥さん先生)。奥さん先生の麻酔医歴は、当院の歴史と同じ、もう○十年以上になるんです。
麻酔をかけ終わっても、飼い主さんのもとへ帰るまで、基本的にはスタッフの誰かがついています。(安定している子の夜間を除く;夜間はスタッフがいると落ち着かず、眠れない子がほとんど。ぐっすり眠って体力を回復してほしいから、院長が別室でカメラを使ってモニターし、何かあればすぐに駆けつける体制になっています)

歯石をスッキリさせたら、口臭がなくなったとか、食欲が増したという子も たくさんいます。
さむーい 冬に向けて、体力をつけるため、秋はたくさん食べる子が多い時期。
夏の間と食欲が変わらないのは、もしかしたらお口の状態があまりよくないのかも。
一度、カウンセリングだけでも 受けてみませんか?

あなたのお問い合わせ、お待ちしております。