1号です。
みなさんは、狂犬病の予防注射、
毎年きちんと受けていますか?
狂犬病って、発症すると100%亡くなってしまうんですよ。
わんちゃんに狂犬病の予防注射を毎年受けさせることは、
狂犬病予防法に定められており、
わんちゃんと暮らすときには、
必ず守らなければならない
大切なルールです。
ところで、
地域によっては、
「集合注射」といって、
動物病院ではなく公園や地域センターなどに獣医さんが出張して、
狂犬病の予防接種を行う日が設けられている場合があります。
→小平市の場合
※ペットショップなどで、安い値段で受け付けているのは、地域の獣医師会に属していない先生が行っています。
Q. 予防注射を集合注射で受けるのと、
動物病院で受けるのと、違いはあるの?
A. だいぶ違います。
動物病院で受ける場合、
集合注射よりも針が細いです。
つまり、そのぶん痛くないということですね。
さらに、日程・時間帯を気にしなくても良いというのも、
動物病院で注射をする大きなメリットです。
集合注射は、特定の日・時間に集まる必要がありますが、
動物病院なら診療時間中であれば、
いつでも、ほとんどどこの病院でも注射を受けることができます。
(都合がつくようなら、午前中に受けることをお勧めします)
↑もし、副作用などを起こしても、注射を受けた病院で診察してもらえるためです。
また、動物病院で注射を受ける際には、
ほとんどの先生が、聴診・視診・体重測定などといった
一般身体検査もいっしょに行います。
(ベテラン先生であればあるほど、一瞬で終わるため、
早すぎて行っているのかわかりにくい場合すらあります。)
動物病院なら、注射のついでにつめを切ってもらったり、
しつけの相談や、
体重管理のアドバイスも受けることができます。
集合注射は、たくさんのわんちゃんが待っているため、
相談に乗ったり、身体検査をすることは
ほとんどできません。
これも大きな違いです。
集合注射ですと、
たくさんのわんちゃんが集まるため、
他のわんちゃんが苦手な子にとっては、
負担が大きくなります。
また、比較的やんちゃなわんちゃんが集まることが多く、
ときどき飼い主さんの制止を振り切ってしまう子がいます。
万一、咬まれたりするような事故があっても、
集合注射会場では、応急処置くらいしかできない場合が多く、
結局病院へ行く羽目になった・・ということがときどきあります。
集合注射のメリットは、
病院へ入ることが怖くてしかたない子の場合には、
恐怖が少なくて済むこと、
集合注射は各病院の院長・副院長クラスの先生が集まるため、
必ずベテラン先生が注射をしてくれること、
くらいでしょうか・・・。
※ベテラン先生でも、中には注射の苦手な先生もいらっしゃいます。
実は若手の先生のほうが注射が上手、ということも、よくあります。
ちなみに、当院の注射スキルは、
院長≧奥さん先生>>[高〜〜〜い壁]>>チームJの順となっています。
・・・精進しますm(="=;)m
地域の獣医師会に入っている病院は、
「狂犬病集合注射動物病院会場」に指定されており、
病院と同じ市区町村にお住まいの方は、
原則として必要な手続きはすべて院内で終わります。
料金も、獣医師会に入っている病院であれば、
集合注射を受けるのとまったく同じ料金です。
※安い値段で注射をしているのは、地域の獣医師会に属していない病院さんです。
こういった病院さんで注射を受けた場合や、
病院のある市区町村と、お住まいの市区町村が異なる場合には、
原則、ご自身でお手続きいただくことになっています。
当院では、
【小平市にお住まいの方】
お会計時に狂犬病予防注射済票をお渡ししています。
【小金井市にお住まいの方】
後日、当院より狂犬病予防注射済票および狂犬病予防注射証明書を
お送りしています。
【その他の地域にお住まいの方】
狂犬病予防注射証明書をお出しします。
お住まいの地域の指定に従い、ご自身でのお手続きをお願いしております。
動物病院での注射でも、
集合注射でも、
狂犬病の予防注射であることに変わりはありません。
みなさんのご家族に合った環境で、
注射を受けてくださいね。
ルールを守って、楽しくわんちゃんと暮らしましょう!
ご不明な点などあれば、
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